真夜中のひとりごと

気ままな趣味の記録

だが、情熱はある

 

昔からのリトルトゥースでもなければ、熱心な不毛リスナーでもない、たりないふたりも全部見てない、エッセイを少しかじっただけの所謂にわかファン。だが、情熱はある。

(ここで流れる こっから)

 

 

 

 

いやはや、なんでこんなに胸を打たれて毎回毎回涙してるのだろう。ただ、好きとかおもしろいとかそんなものを通り越した別の領域にある気がする。

先週の第11話をほぼずっと涙しながら見たために感想も呟けず、でも最終回前にこの気持ちを残しておきたくて、ドラマの好きなところを思いまま書き殴っている。

 

物語に魅せられて

働き始めてから、本が読めなくなった。いや、"本を読まなくなった"のほうが正しいのかも。物理的な時間のなさなのか、精神的な余裕のなさなのか、はたまた自分の興味がなくなったのか、いろんなものが原因となって本を読む習慣がなくなった。きっと感情を大きく揺さぶられることを避けてたんだと思う。

それでも文章が好きだし文字を読みたい。そんな時に手に取ったのが、エッセイ。若い頃は、そんな人の雑記なんて…とか思ってたけど、さくっと読めて人の想いを覗き見れるエッセイがなんとおもしろいことか。気軽に気分転換になって救われた。そうやっていろんな人のエッセイを読む中出会ったのが、若林正恭著の「社会人大学人見知り学部 卒業見込」

自意識が高いが故のめんどくささも捻くれ加減も他人事とは思えず、あるある…わかる…と共感しまくり。もやっとした気持ちを言語化するのがすごく上手い人なんだなぁと何回も繰り返し読んだ。(余談だけど、若林正恭星野源光浦靖子阿佐ヶ谷姉妹のエッセイがとても好き。ちょっと影があるシニカルな感じがおもしろい)

そんな体験をしてるので、だが情熱はあるのオードリーパートは「これこれこれこれぇぇぇ!!」と思うものばかりで。文章で読んでいたものが映像となってそのエピソードの前後までも表現されていて、作られた話ということはわかっていても、現実はきっと"こう"だったんだろうなと思わせられる。こんなゾクゾクする体験したことなくて、脳にくる新たな刺激がとても楽しい。マエケンさんとのエピソードで毎回号泣して夫にドン引きされている。

 

役者陣に魅せられて

散々いろんな人が絶賛してるので改めて書くのもなと思ったけれど、これを語らずにはいられない。ただひたすら役者陣が素晴らしい。

制作発表があったときは正直不安と期待が半々だった。好きなものを好きな人たちが作る期待と、熱量高い人が多いコンテンツが故のどう転ぶかわからない不安。でもそんな不安、予告動画を見たらどっかに飛んでってしまった。わたしは何を心配してたのか。。

この慎太郎山ちゃんの喋ってる雰囲気と、海ちゃん若林の「ビィ↑ル」の発音で勝ち確定した。一体どの立場で言ってるのかわからないけど、勝った!!!!!!!と思った。(そして初回のこっからを聞いてさらに勝ちを確信する。)(何に)もうこの予告から今までずーーーーーーっとおもしろくて心を掴んで離さない。

ここ数年でKing & PrinceとSixTONESの解像度がバキバキに上がってるから、慎太郎と海ちゃんの活躍がもう本当に嬉しくて。

太陽のように明るく朗らか、武骨で骨太、今までになかった役どころにガッチリハマる慎太郎。至る所で見聞きする役作りに情熱が溢れてて、きっとこれからもいろんな作品引っ張りだこになるんだろうなとワクワクする。北斗氏じゃないけど、もう今は山ちゃんと慎太郎見間違うてしまうもんね。。ちょっとした希望を言えば、慎太郎の恋愛ドラマが…見たい…!

トップアイドルに降臨してるのにふとした瞬間に自信がないところが見え隠れする海ちゃん、若ちゃんのダークな部分とどこか通ずるものがあってそれが演技と重なってもうほぼ若ちゃんだった。普段きゅるきゅるなのに演技となると目のハイライトがなくなるの、どうなってるんだろう。海ちゃんの芯の強さをずっと応援したいと思う。

ジャニーズを全く知らなかったとして、山ちゃんからSixTONES森本慎太郎を知ったら、ゴリゴリカッコよくてド派手に歌い、なのにキャラメルボイスの慎太郎沼に落ちると思うし、若ちゃんからKing & Prince髙橋海人を知ったら、きゅるるるんかわいい海ちゃんとバチバチに踊る海人さんのギャップで海人沼に落ちると思うし、この2人の沼深さったらとんでもない。

ここ最近ずっと思ってるんだけど、この数年はきっと、ドラマやエンタメ界隈でどの道を通ってもKing & PrinceとSixTONESに行き着く。それだけ活躍してる彼らがいるんだよなぁ。まさに推すべくして推してる気がするし、このタイミングで彼らのことを発見できてめちゃくちゃよかった。とってもおもしろいなーーー。

本やドラマとか、どうしても受け手(自分)の状況で楽しめる時とそうでない時があって、きっとアイドルを推す時もそうなんだろうなと思う。「推しは推せる時に推せ」とよく聞くけど、(自分のコンディションが良くて)推せる時に推せって意味もあるなとしみじみ思っている。推しも自分も元気でこうやっていろんなことを楽しめるのって素敵なことだよね。

 

話が逸れたけど、ひたすら「だが、情熱はある」の情熱がこちらにも伝わってきて、こんなに素敵な作品をリアルタイムでみることができてしあわせ。きっと最終回もまた泣いてしまう。

最終回、見たいけど終わってほしくなくて…でもみんなの物語はこれからもずっと続いていくからね。本当にいいドラマと出会えた…早くDVDが見たい

 

最後に、物語に彩りを添えてくれた主題歌にも大きな花束を💐

「これだけじゃやれねぇってわかってる でもこれしかねぇからこれにかかってる」

「掴んでみせるさ夢舞台 マイク一本で」