久しぶりの博多座!
普段は通しで見ている歌舞伎、コロナ明けで一幕見復活ということで、それなら体験してみようと初めて一幕見をしてきた。いくつになっても初めての体験は面白い。以下記録として。
チケット購入まで
博多座HPを見て計画を立てる前日。見に行こうとしてるのは夜の部一幕の夏祭浪花鑑。15時30分開始だけどチケットは10時から販売するとのこと。うーん、何時に行こうか、、雰囲気がわからないので10時に間に合うように行ってみるかと思いながら就寝。
気持ちよく起きた朝。いい天気ということもあり足取り軽く博多座へ。9時半頃到着。
まだチケット売り場前はシャッターが降りていた。そりゃそうか、ちょっと早すぎた。(きっと演目や日取りによっては並ぶこともあるんだろうなと思う)
時間があるので道路向かいの川端通商店街へ。
昔ながらのアーケードがいい雰囲気で、歩いていて楽しかった。カフェもあるし時間調整にも良さそう。歌舞伎役者の方々ののぼりがそこかしこに飾られていた。いいねぇ。
商店街を抜け綺麗な公園を眺め、ハッと気付いたらもう9時50分すぎ。早く来たのに結局こんな時間。こういうこと、よくある。ギリ生き人間ここに参上である。
足早にチケット売り場へ。販売5分前位に到着し少し並ぶ。順番が回ってきてすんなり購入。どこの席にするか、小さな模型を見ながら選ぶのがなんだか微笑ましかった。夕方を楽しみに博多座を後にする。
いざ舞台鑑賞
再び博多座へ。
イヤホンガイドを購入し入場。まだまだ歌舞伎初心者なのでイヤホンガイドが重宝している。
3階席は初めてだったので見え方がどうなのか不安だったけど全然問題なかった。オペラグラスも持ってきたけど、肉眼でも見える。(直近の現場がドームライブだったから舞台がめちゃくちゃ近く感じただけかもしれない)
(3階からの眺め)
柝の音と共に幕が上がるとそこはもう別世界。目眩く歌舞伎世界に夢中になる。人情味溢れる鴈治郎さんの釣船三婦も、立っているだけで格好良い菊之助さんも、見事な立ち回りの愛之助さんも、見惚れるほどだった。
先日浮世絵展を見たものだから、見得を切る愛之助さんを見て(こりゃぁ絵にするわ…)と当時の絵師にも思いを馳せる。どの場面も絵になる美しさだよ、ほんと…
3階席ならではだなと思ったのが、大向うさんの声をすぐ近くで聞けたこと。(後ろを振り向きたい衝動に駆られたけどここは我慢…)やっぱり大向うさんの声があるとぐっと盛り上がるな〜とコロナ禍の舞台を経て思う。
余談だけど大向うと言えばほぼ日のこの特集が大好き。
ほぼ日刊イトイ新聞-感動を掛け声にのせる、大向うの堀越さん。
(久しぶりに読んだら2010年の記事でびっくらこいた…そんな前…というかそんな前から歌舞伎沼に足を突っ込んでいたのか…)
おわりに
さくっと歌舞伎が見れる一幕見、とっても楽しかった!!
通しで見て、幕間に博多座で食事してどっぷり歌舞伎の世界に浸るのも良し、一幕見で気軽に非日常を味わうのもよし、歌舞伎の楽しみ方が増えて嬉しい。今後も活用していきたい。
そして博多座だけでなく、今度東京旅行するときは、歌舞伎座の幕見をプランに入れるぞ…!と、そんなことを考えながら次は何を見ようかと計画を立てる夜。今年はいろんな舞台を見たいなぁ〜💐