真夜中のひとりごと

気ままな趣味の記録

星降る夜に出掛けよう おまけの備忘録

今年の個人的一大トピックは坂東玉三郎×髙地優吾の舞台「星降る夜に出掛けよう」を見たこと。思い出すだけで心があったかくなるので、本当にいい経験だった。この経験は忘れることはないだろうなぁ。

年末にかけて、舞台や演出に対する玉三郎さんの言葉をいくつか拝見したので、Twitterに書くほどでもないけど忘れたくない言葉たちを残しておこうと思う。

 

「人間に根源的に備わっている孤独を『詩』で流していくような演出を試みました。孤独っていいものだな、と思えるように。現代の若い俳優さんがどれだけ詩的な芝居をできるかの実験でした。」

演出をされる上で、(きっと良い意味で)力量を試すようなことをされていたんだろうな。"現代の若い俳優さん"という認識だったとなると一層、

・直接電話で「こういうのやろうと思うんだけど」と連絡をもらった

・「髙地は絶対、王子様がいいと思うんだよね」と言われた

という事実が旨みを増して……じっくりと噛み締めてしまう。はぁ、本当にすごい経験だったんだろうなぁ。

 

"芝居で演出していようが出演していようがここまでで良いってことはない。ずっと日々、良くなっていかなければない。何度再演してもこれで良いってことはない"

"どこまで行けるかという問題で、この線で良いということはない"

これは年末にあった中村屋ファミリーの番組の中で玉三郎さんが平成中村座の演出をされるにあたって話されていたことだけど、外部の舞台もきっと同じようにご指導なさってたんだろうなと思っていて。何度も再演する歌舞伎だからこそ、舞台だからこそ、常に良いものを届けるという意識でいるんだろうな。今も第一線で活躍されている方の言葉はすごく重くて説得力があるなと思った。

舞台の稽古は私たちが知る由もないけれど、髙地さんがもがき悩んで日々挑戦してたことは節々で感じていたので、自分たちの舞台を日々良いものにしようとしていたんだろうなと勝手に想像して、勝手に胸熱になっている。

この舞台で髙地さんはどれだけのことを吸収したんだろう。これから先が楽しみでたまらないし、また舞台上で光を放っている髙地さんが見たいよ〜〜〜!!!

そして演出についてこんなに立派に語られている人間国宝坂東玉三郎丈を"玉さん"や"玉くん"と呼んで、手を引いてステージに登場したことや、"孫のよう"と言われたことも忘れずにいたい。舞台もさることながら、この髙地さんの心の強さと愛嬌に惚れ惚れした2023年だったなぁ。これからもたくさんの活躍を見れますように!!

 

 

今年最後の最後に特別な経験だった舞台に想いを馳せつつ、2024年のSixTONESの活躍にも期待を膨らませている。

まずはこの後のリーダー決めじゃんけんを楽しみに、良い年越しを迎えることにしよう。来年も素敵な出会いがたくさんありますように…💫