歌舞伎が好きだ。
煌びやかで華やかで壮大な舞台、時に笑い時に涙する、そんな舞台に心惹かれている。
まだまだ見たことない演目が盛りだくさんなので、きっとこれから人生の趣味になるんだろうなとゆっくりのんびり楽しんでいる。
(地方公演ばかり見てたけど、昨年はじめて遠征なるものをしました。平成中村座浅草公演、とっても楽しかった…!!)
SixTONESが好きだ。
彼らの魅力を知ったのはちょうど1年前くらいの新参者だけど、こっからの6人がすごく楽しみ。
(いわゆる沼落ちブログはこちら)
SixTONESの中でも髙地優吾が好………好きとまでは言えない、わからなさすぎて気になる。
チームやグループを陰で日向で支える人だったり、普通と見せかけて実はめちゃくちゃトチ狂ってたり、そんな人に惹かれるもので。
かっこいいのかかわいくありたいのか、優しいのかイカチィのか、そのキャラもプライベートも謎で全くわからない、でもメンバーみんなが彼を信頼していて、ダディとまで呼ばれる包容力のある男、髙地優吾が謎でたまらない。
最初に気になり出したのは、SixTONESANNだった。いつも的確にツッコみ、場を回してるじゅりちゃんが、髙地回だとまるでお腹を見せてる猫のようにごろにゃ〜んと自由に気ままにボケたり話したりしてるのが印象的で。ここまでさせる髙地優吾って何者〜!?と思い、いろいろ見たり一万字読んだりして、なお一層髙地優吾って何者〜!?!?となってる。YOUはいてくれるだけでいいと言わせしめるお人、、わからない、だから知りたい…(探偵ロマンス)
そんなことを思いながら過ごしていた日々に、突然飛び込む舞台情報。
「星降る夜に出かけよう」
髙木雄也・中山優馬・髙地優吾:出演
演出:坂東玉三郎
演出:坂東玉三郎!?!?!?
え、演出!?坂東玉三郎!?!?
演出に玉様が!?!?!?!?
いやーーーーーびっくりしすぎて息止まるかと思った。こんな…こんな組み合わせがあるのかと、受ける衝撃の強さたるや。発表日、仕事が全然手につかなかった。
まだまだひよっこの歌舞伎好きなのであまり多くを語ることはできないけど、女形の最高峰とも言われる玉三郎さんの舞台は本当に格別で。
舞台上での玉様はそれはもう息を呑むほどの美しさ。その美しさの中に儚さも色気も芯の強さも見えて、見る人皆を虜にしてしまうような演技、世界観に夢見心地になる。
ここ最近は体調を崩されたりもされてて、なかなか地方でお姿を見れることがなく、今後のことを考えると玉様の舞台は見れるものは見ておきたいなと思っていた矢先の演出発表。
制作会見のインタビューの中に先代の元会長とのご縁があって演技の授業をしているという旨のことを言われていて、なるほど…!!と膝を打った。
玉三郎さんが出た唯一のドラマ、大河ドラマ「麒麟が来る」でも同じようなことを言われていて。
ハセヒロから大河主演の報告を聞いたあと「ワンシーンだけでも出た方がいいかもね」と言っての初、ドラマ出演。
(ワンシーンだけではなく、役は帝。はじめて御簾越しにお声だけの登場をした際は"玉様が…帝となってご降臨されている…"と震える歌舞伎ファンをネット上で多数見かけたし、あまりの神々しさにため息が漏れたものです。)
色んなインタビューを改めて読みながら、玉三郎さんはきっといろんなご縁を大事になさってるんだろうな、そしてそのご縁に推しが加わるなんてこんな素敵なことはない…としみじみ。
内容に関しては全く想像がつかない。
"「星の王子さま」と、ジョン・パトリック・シャンリィの戯曲集「お月さまへようこそ」を題材にした、3本の戯曲からなる新作舞台。"との事前情報にプラスして井上陽水や玉置浩二の楽曲も使われるなんて、一体どんな舞台になるんだろう。
お月さまへようこそは未読なので(いつか読まなきゃ)物語の想像すらできてないんだけど、玉三郎さんが作られる世界観だもんな、そりゃ凡人には想像もつかない…。歌舞伎だけでなくクラシックやバレエにも造詣が深い玉三郎さんがどのような物語を作るのか、わからないということだけがわかる。
唯一合点がいったのは、人以外の登場人物も出るということ。これは私の勝手な印象の話だけど、玉三郎さんは"人ではない何か"がとても似合う。人外の美しさ、というかなんというか…だから登場人物に単なる現実世界の人以外(今回だと王子様)がいることになんだかとても納得してしまった。
そしてそれを髙地優吾が演じるんでしょう〜〜〜どういう運命の組み合わせ。もう全てがわからなくて、どうにもたまらない。
その髙地優吾の動向もまたわからなくておもしろい。こちとら発表があってから、いつ髙地くんの口から玉三郎さんの話が出るのかとドキドキし、舞台の稽古はどんな感じなのかと想像するだけで息も絶え絶え気もそぞろ。なのに彼のブログでは日々笑顔(^_^)のみ。
日々笑顔〜〜〜!!!じれったい〜〜〜〜!!なんだよ日々笑顔〜〜〜!!こちゆご〜〜!(こちゆごってなに〜〜〜!)と日々ヤキモキしたものです。
でもその時はきっとまだ稽古が始まってなかったんだな。少し前から悩んだり頑張ってたりする様子がブログでも伺えて、それはそれでなんだかとっても胸熱。
玉三郎さんも「わたしがねじ伏せております」と言ってるくらいだから、きっと今までとは違う世界を体験してるのだろう。(制作発表の場で理論でねじ倒してる、ねじ伏せていると話された玉三郎さんがとてもキュートだった。ありがとうございます…)
玉三郎さんのブログにも少し今回の舞台のことが書かれていて。こうやって玉三郎さんの芸事に対する姿勢が受け継がれていくんだなと想像して勝手にジーンときている。きっと素敵なものはジャンルの垣根を超えて伝わっていくんだね。
これから雑誌やメディアで少しずつ内容もわかっていくだろうし、発売される雑誌を買いに走ることになりそうです。(5/26時点で鼎談してる雑誌がもう出ていた。情報収集と予定管理の疎さよ…)
6月は仕事上申し込みすら叶わなかったけど、10月は見に行けたらいいな。きっと倍率は高いだろうけど、こんな貴重な組み合わせないですから。(余談だけど、昨年の芝翫さんとの舞台を見逃してることが悔やまれる。。むむむ)
兎にも角にも、玉三郎さんの世界観で作られる舞台に推しが出ることがとんでもなく嬉しくて、この舞台を経てから髙地優吾という人物がどうなるのかがとても楽しみ。きっともっとわからなくなるんだろうな。今後もおもしれ〜人を貫いて欲しい。
もうすぐ舞台の幕も上がる。どうか演者のみなさん、関係者のみなさんが無事に舞台を成功できますように。
歌舞伎好き兼SixTONESファンの端くれとして祈りを込めて。
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Stage fanを読んでの追記
とんでもないものを読んだ。
・昨年の「夏の夜の夢」で個別にレッスンをしていただいていた
・玉三郎さんから電話で「こういうのやろうと思うんだけど」と連絡をもらった(玉様から直接電話を?????)
・「髙地は絶対、王子がいいと思うんだよね」
もう出てくるエピソード全部全部びっくりするものばかりで、私は私は…(わなわな)
玉三郎さんがこんなフランクにお話しされる人だとは知らなかった。そして舞台のレッスンを受けたご縁で今回の出演に繋がってるだなんて。舞台を演出するにあたり(候補ではあったのだろうけど)あの子良かったな、連絡してみようと思われたとしたら、それは髙地くんの魅力、努力が身を結んだことになるんだろうな。
それにしても玉三郎さんからレッスンを受けるだなんて芸事に対する姿勢から何からいろんな影響を受けそう。悔しいかな、私は今の髙地優吾しか知らないので、そのレッスン前とレッスン後の違いがあったのかどうかわからない。(ここは有識者の方々の話を聞いてみたいくらい)わからないけど今に繋がってるのだからきっと良い影響だったに違いない。えーーー稽古つけてる玉様見たい………
稽古中も和気あいあいとしてるようで、少しでもこのご縁の話を知れてよかった(というかこの年下ムーブの彼は私全く知らない姿だった、マイペースでピュアなのなに?????)
インタビューの最後に「じゃあ玉三郎さんも誘って、キャンプ場でキレイな星を見ましょう!」とサラッと言ってることにもうお手上げ。なんなんだほんと…さすが誰にでも豆イケる人ですわ…