真夜中のひとりごと

気ままな趣味の記録

【ひとつき日記】2024年2月

 

子を産んだり、SixTONESANNのラジオONITAIJIにちょっぴり涙しそうになったり、忘れられない2月の記録

 

・ようこそ世界へ

力強い泣き声とともに、この世に大切なものがひとつ増えた。子を産んだ。嬉しさや不安、いろんな感情があわさって一言では表せないけど、これから始まる新しい生活が楽しみでならない。

年齢的にも、子がいない生活もまた良きかなと受け入れつつあったタイミングでの妊娠。人生とはまったくおもしろいものよ…としみじみ。

Hello Baby、ようこそ世界へ。共に楽しんでいきましょう◎

 

幸いなことに体調もそこまで悪化することなく、比較的自由に過ごせた妊娠期間。

これは今しかできないことをするべきだ!!!とアクティブに過ごした昨年。この1年を過ごしたことが、今後の人生の大きな支えになるかもしれない。

楽しんだ2023年、4月はSixTONESドームライブでの東京遠征に中村屋の春暁特別公演。

春以降ははより積極的に見たいものを。ライブハウス、アリーナ、夏フェスなどいろんな規模のライブにも行き、10月は念願の髙地さんの舞台「星降る夜に出掛けよう」。大阪一人旅も楽しかった〜!!(今年の髙地さんの舞台発表はまだですか??また舞台に立つ髙地さんが見たい…!)

歌舞伎では博多座での一幕見や七之助さんのどうする家康トークショー、そして11月の平成中村座小倉城公演。

その他にも行きたかったお店に行き、友人と会い、、いやーーー書き出しただけでも目一杯楽しんだ1年だった◎

人は自分勝手なもので、どの立場になってもないものねだりをしてしまう。きっと気の向くまま自由に動けていた時を懐かしんだり、そうしたいと思うこともこれからあるだろうけど、たくさん楽しんだこの経験があればきっと大丈夫。たまに心の中から思い出を取り出して、あったかい気持ちになって、またがんばれる、そんな気がする。

 

・これからの友、ラジオ

2月、ラジオにどれだけ救われたことか!タイムフリー機能バンザイ!!

自分が少しナーバスになっている時に聞いたSixTONESANN、そこにはいつもと変わらず、なんならいつも以上にトンチキでおもしろ軽妙なトークをしている田中樹と松村北斗のスーパーボーイコンビがいた。ラジオONITAIJIって何!?とゲラゲラ笑って、ふっと肩の力が抜けて、なんならちょっとうるっときちゃって、あぁ〜〜〜好きな人たちがいるっていいことだな、パワーをもらえるってこういうことかも!!!と今までとは違う感覚を味わった。

ちょうどオードリーの東京ドームもあっていろんな人のラジオを聞くのも楽しかった。日常の中で人の喋り声がするのありがたいなぁ。きっとこれからもラジオにお世話になることでしょう。

 

 

ドラマや歌舞伎、ライブや本に漫画、そしてアイドルにラジオ、、好きなものを積極的に追うようになってから日常がより楽しい。生活に変化があっても自分の好きなものや人たちは常に"そこ"にいて、日々に彩りをくれる。違う世界にいる彼らが頑張ってるなら自分も頑張ろうかなとその姿に励まされるような、そんな気持ちになる。今この同じ時間に生きてて、いろんな人を応援できてるのってすごくハッピー!これからもポジティブに楽しんでいこう!!

 

と、まぁ、綺麗な言葉を並べてみたものの、本音はゴールデンカムイも夜明けのすべても映画館で見たかった!!!SixTONESのライブも行きたかったし、今年の歌舞伎なんてどこも見たい演目ばかり!!!!と欲まみれなんだけどね。秋頃にはなんとか、なんとか……せめて来年2月の博多座は……!

 

なにはともあれ、子育てしつつ、自分の好きなものはずっと大切に、将来に楽しみな予定を作りながら日々笑顔で過ごしていくぞ〜〜〜!!!

【ひとつき日記】2024年1月

 

昨年末で仕事を一区切りし、1月からは十数年働いて初めての長い休みを過ごしている。

「1ヶ月くらい何にも 考えずだらだらしていたいな ゆっくり休んで遊んで眠っていたいなって思う日もあるけれど」(ばかまじめ/Creepy Nuts×Ayase×幾田りら)

働いていたらまさにこんなことを考えていたけど、いざ休みでもなんだかんだ忙しくしてしまうし、ゆっくり休むことは自分の性に合ってないなと実感する日々を過ごした1月の記録。

 

・隠れ家イタリアンでランチ


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友人と年末年始の報告をしつつランチ

類は友を呼ぶというべきか、どの友人にもそれぞれに推しがいて話を聞いていて楽しい。やっぱり好きなモノや人の話をする人のウキウキしてる顔っていいよね。

 

・読書熱よ、ふたたび

仕事に家事に追われていたときはなかなか本を読むということができてなかった。SNSは時間を溶かすほど見てるのに、いざ本になると集中力続かなくなってしまったのなんでだろう…SNSから少し離れたくもあり、今まで気になっていた本を手に取る。

高殿円さんの「上流階級」

これがもう面白くて。すっと世界に入れて、3作目まで一気に読んでしまった。人に何かを売るってこういうことだよなと過去の仕事を思い出す。何かを買う時はその営業マンや店員さんの影響が大きくて。ネットショッピングは便利だけど、店舗に行って人から買う特別感はあるよなぁ。

仕事や人生に悩みもがく姿にも親近感があって、やっぱり働く女性の物語は好きだ。早く4作目を読みたいし、百貨店に行きたくなった…!

 

・ちくちく針仕事


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一時期ハマっていたけどずっと放置していた刺繍を再開。それと同時に祖母と手縫いの雛人形を作ることにもなり、1月は針を手に取ることが多かった。これもまた、時間がある時しかできないので久々楽しかった。これからもぼちぼち続けていきたいな。

どの界隈にも刺繍得意な人がいて、その人たちの作品を見るのも好き。何かを表現できるっていいよねぇ。

 

 

なんだかんだいろいろしていたら、あっという間に過ぎた1月。

日々は駆け足で過ぎていくけれど、少し立ち止まって自分の好きなこと、好きなものを振り返ることも必要かもしれない。自分の好きを大切に、これから過ごしていけたらいいな。とりあえず高殿円さんの本を読み漁ろ〜〜〜!

 

星降る夜に出掛けよう おまけの備忘録

今年の個人的一大トピックは坂東玉三郎×髙地優吾の舞台「星降る夜に出掛けよう」を見たこと。思い出すだけで心があったかくなるので、本当にいい経験だった。この経験は忘れることはないだろうなぁ。

年末にかけて、舞台や演出に対する玉三郎さんの言葉をいくつか拝見したので、Twitterに書くほどでもないけど忘れたくない言葉たちを残しておこうと思う。

 

「人間に根源的に備わっている孤独を『詩』で流していくような演出を試みました。孤独っていいものだな、と思えるように。現代の若い俳優さんがどれだけ詩的な芝居をできるかの実験でした。」

演出をされる上で、(きっと良い意味で)力量を試すようなことをされていたんだろうな。"現代の若い俳優さん"という認識だったとなると一層、

・直接電話で「こういうのやろうと思うんだけど」と連絡をもらった

・「髙地は絶対、王子様がいいと思うんだよね」と言われた

という事実が旨みを増して……じっくりと噛み締めてしまう。はぁ、本当にすごい経験だったんだろうなぁ。

 

"芝居で演出していようが出演していようがここまでで良いってことはない。ずっと日々、良くなっていかなければない。何度再演してもこれで良いってことはない"

"どこまで行けるかという問題で、この線で良いということはない"

これは年末にあった中村屋ファミリーの番組の中で玉三郎さんが平成中村座の演出をされるにあたって話されていたことだけど、外部の舞台もきっと同じようにご指導なさってたんだろうなと思っていて。何度も再演する歌舞伎だからこそ、舞台だからこそ、常に良いものを届けるという意識でいるんだろうな。今も第一線で活躍されている方の言葉はすごく重くて説得力があるなと思った。

舞台の稽古は私たちが知る由もないけれど、髙地さんがもがき悩んで日々挑戦してたことは節々で感じていたので、自分たちの舞台を日々良いものにしようとしていたんだろうなと勝手に想像して、勝手に胸熱になっている。

この舞台で髙地さんはどれだけのことを吸収したんだろう。これから先が楽しみでたまらないし、また舞台上で光を放っている髙地さんが見たいよ〜〜〜!!!

そして演出についてこんなに立派に語られている人間国宝坂東玉三郎丈を"玉さん"や"玉くん"と呼んで、手を引いてステージに登場したことや、"孫のよう"と言われたことも忘れずにいたい。舞台もさることながら、この髙地さんの心の強さと愛嬌に惚れ惚れした2023年だったなぁ。これからもたくさんの活躍を見れますように!!

 

 

今年最後の最後に特別な経験だった舞台に想いを馳せつつ、2024年のSixTONESの活躍にも期待を膨らませている。

まずはこの後のリーダー決めじゃんけんを楽しみに、良い年越しを迎えることにしよう。来年も素敵な出会いがたくさんありますように…💫

 

【ひとつき日記】2023年11月〜12月

もはやひとつき区切りではない日記、ただの年末の記録である

【11月】

・温泉に入りたい!!ということでぶらり湯布院へ。ノリで決めたこともあり立派な旅館じゃないけど温泉と美味しいお肉を食べて大満足。

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豊後牛まぶしうま〜〜〜

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朝は金鱗湖まで散歩。朝霧綺麗だった。

もう観光客は元通り。人が多くてなによりと思う反面、コロナ禍の人が少ない観光地もゆっくり巡れてそれはそれでよかったなとも思う。

 

・11月のメインは平成中村座

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昼の部も夜の部も楽しかったなぁ。江戸時代の芝居小屋を再現したというこの舞台の作りが大好き。

 

【12月】

・今年のライブ納め!母とユーミン

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今回のライブコンセプトは海賊船の船長ユーミンとその乗組員たち。ステージもアリーナセンターに海賊船がドーンと鎮座していて、ユーミンもキラキラの海賊帽をかぶって登場。

ユーミンが海賊船の船長ならもうそれは四皇じゃない……てことはSixTONESは最悪の世代のルーキーたちか…と海賊=ONE PIECEとなる思考回路

ダンサーの宙吊りや巨大ドラゴンの乗り物、ガンガンの火柱、ライブというよりサーカスを見ているような感覚で、これぞエンターテイメントというステージ。パワフルさも劣っておらず、さすが35年走り続けて来た人、圧巻だった。

 

・年末恒例 中村屋ファミリー特集を見て

11月に平成中村座に行きたてほやほやなので一層興味を持ってテレビを見る。来年は節目となる年だからか、御涙頂戴の編集にはむむむ…と思いつつ、稽古の様子や楽屋の様子を見るのはやっぱり面白い。

玉三郎さんから七之助さんへ受け継がれる富姫のお役、単にお芝居のカタチだけじゃなく、そこに宿る精神や歴史も全て引き継いでいくことなんだ。貴重なお稽古の場面を見せてもらったなとしみじみ。欲を言えば、わたしは今の中村屋を見て歌舞伎に興味を持ったので、勘九郎さんのお稽古姿ももっと見たかった…!小倉で見た銀平も知盛も犬神兵部もめーーーーっちゃくちゃ格好良かったんだよ…!!

今年は例年に増して中村兄弟の活躍を見れて充実していた。生で見る舞台は楽しいなぁ。

 

・1年のご褒美 万(yorozu)でお茶を嗜む

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目の前で丁寧にお茶を淹れてくれる、特別な時に行きたいお店。年末は何かと忙しないけど、お茶の香りに包まれてお菓子とお茶を味わう時間は特別。


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こんなにたくさん種類がある中から一杯を選ぶの毎回悩んでしまうけど、優しく説明もしてくださるから悩む時間も楽しい。今度は夏に行って冷茶でもいいなぁ🍵

 

 

無理せず、でも今しかできないことをと楽しんだ年末。振り返れば2023年はいろんなところに行けて充実した1年になったな。2024年も健やかに楽しく過ごせますように〜〜〜!!

 

【歌舞伎】平成中村座小倉城公演に行ってきた

平成中村座、楽しかったな〜〜〜!!

歌舞伎の世界、奥が深くて詳しい人もたくさんいて、私なんかの感想なんて薄っぺらでは…とツイートもこんな感想ブログもちょっと気が引けてたけど、将来の自分のために楽しかった記憶を残しておこうと思う。

 

歌舞伎に通うようになって数年、ここまでハマったきっかけはきっと平成中村座。初めて平成中村座に行ったのは4年前の小倉で、去年の浅草公演は人生で初めて遠征なるものをした思い出の公演。そしてコロナ禍を経てまた小倉で公演とのことで、これは行かねばとウキウキでチケットを予約。

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昼の部は友人たちと。いつも歌舞伎に一緒に行く友人と初歌舞伎の友人。"平成中村座まるでアトラクションのようだから!絶対楽しめるよ!!"と太鼓判を押せるので誘いやすい。楽しんでくれたようで何より〜!!

昼の部

義経千本桜 渡海屋 大物浦

・銀平(勘九郎さん)のかっこよさよ………!!!!!着ている羽織(アットゥシ)がめちゃくちゃ色気があって…出てきた瞬間空気が変わるのを感じた。「中村屋ぁ!!」と叫ぶ大向こうさんの声がまた良いのだ………最近の地上波では、いだてんやどうする家康の四郎次郎など、癖があってお茶目で朴訥な役柄を演じている勘九郎さんだけど、やっぱりこの粋で渋くて風格のある姿が大好き

・"長い棒を持たせた勘九郎さんは抜群にかっこいい"を今回も満喫できた。勘九郎さんには長い棒が似合う

・覚悟を決めた典侍の局(七之助さん)の美しさ。それまでは旦那様大好き♡かっこいい♡と可愛らしい感じだったけど、正体を明かして帝を守り最期を遂げる際の美しさと言ったら………毎度七之助さんの美しさに惚れ惚れする

安徳帝の辞世の和歌を聞き、大河ドラマ平清盛を思い出すなど

・最後知盛が身体に碇を巻きつけて海に身を投げるシーン、ぞくっとする迫力に息を呑む。勘九郎さんかっこいい…

・演じる人によってこのシーンが違うと何かで読んだ。同じ演目でも誰から教わったかでまた変化があるなんて、一粒で何度美味しいの歌舞伎って。まだまだひよっこの歌舞伎好きにとって、沼が広すぎて果てしない。沼じゃないなこりゃ、大海原だ。

・仁左様の知盛が見たい。というか、今まで仁左衛門さんをこの目で見たことがないのでなんとしても、なんとしても見なければと謎の使命感に駆られている。なかなか地方までお越しになることないようなので、こちらから出向かせていただきます…(仁左衛門さんと玉三郎さんが同じ舞台に立っているところも見たい。。10月の松竹座で星降る夜に出掛けようのパンフレットとともに仁左玉の桜姫東文章のポストカードを買ってしまった。2人の美しさったら…)

・家の大掃除ついでに過去行った歌舞伎のパンフレットを見返してたら2018年の博多座でも義経千本桜の同じ演目を見ていて、松也さんが銀平だった。その日の二部の鰯売は覚えてるのに松也さんの銀平は記憶がないのはナゼ…うわーん、記憶よ蘇ってくれ…

 

風流小倉俄廓彩

・楽しいお囃子♫会場のみなさんと一緒に「商売繁盛!よいよいやー!よいよいやー!」と掛け声と万歳するの楽しかった〜〜〜これぞ江戸時代のコール&レスポンス

・鳶姿と芸者姿の皆さんが舞台にずらっと並んで順番に踊りを披露する姿はまるでアベンジャーズのよう。若手のみなさんの今後の活躍がめちゃくちゃ楽しみ…!!!

・中村兄弟はじめ、鶴松さん、成駒屋三兄弟、新悟さんと見たい人たちの舞台を一気に味わえて大満足。景気のいいお祭り騒ぎは元気になるね。舞台後ろが開いて小倉城が見える演出も粋で素敵。

 

昼の部のカーテンコールで「夜の部は成駒屋三兄弟が頑張ってるので、ぜひ皆さん見にきてください!」と言う勘九郎さんの言葉を聞き、夜の部も手配することを決意。そんな言われたら見るしかない。

 

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夜の部

小笠原騒動

前回の小倉公演も昼の部だけだったから、今回初見の小笠原騒動。小倉が舞台で、小倉祇園太鼓の演奏も加わるご当地ならではの演出を今回は1人で鑑賞。直前にチケットを取ったから席は2階の一番後ろ。花道が見切れるけど致し方なし…と思っていたらこれがまぁぁぁぁぁぁとても良い席だった。

 

勘九郎さんと七之助さんは完全な悪。悪巧みする2人もまた良い…(結局何をしても良い)

成駒屋三兄弟素晴らしかった!!!!!特に橋之助さんの岡田良助!!!!!!筋書きでご自身も"人生で一番演りたいお役でした"と言われいて、そんな大切な役をこの目で見ることができてこちらも嬉しかった。家族を守るために悪にもなり、正義のために命も捨てる覚悟の岡田良助。人としての魅力たっぷりで惚れ惚れした。あの色気よ………

・兄弟ならではの掛け合いも楽しくて可愛くて(途中はただのじゃれ合いだったね???)兄弟良いなぁとしみじみ

・小笠原騒動、芝翫さん達が復活させそれを勘九郎さん達が継ぎ、今回は芝翫さんの息子たち、成駒屋三兄弟が継ぐというこのストーリーだけでも胸熱。こうやって伝統って受け継がれていくんですね…

・最後、犬神兵部(勘九郎さん)とお大の方(七之助さん)が追手から逃げるシーン、こんなにも劇場全体を使うの!!?目が!!目が足りない!!!!とふたりを追うのに必死。花道から梯子に登るわ、梯子に乗って客席の上を運ばれるわ、まさにエンターテイメントだった。

・一瞬勘九郎さんが見えなくなったと思ったら梯子を使って2階のお大尽席に登場(!!!!!!!!)勢いそのまま、目の前を横切って花道の屋根の上で追手とやり合いはじめて。。まさに自分の正面、こんな、こんな間近で見れるなんて思ってなくて、驚きと嬉しさで内心パニック状態。七之助さんも同じ場所に来られて、今までで一番近くで中村兄弟を見ることができたーーーーー泣 犬神兵部の迫力、お大の方の美しさ、近くでみると一層際立っててもう………!!!!!!!(絶句)

・あまりの感激にそのあと2人がどうやって花道から降りて行ったか覚えてなくて、人って興奮すると記憶が飛ぶのね…と実感

・歌之助さんの白狐の早替わりもよかった。人ならざるものが出てくる舞台、おもしろいよなぁ

・勧善懲悪、見事な幕切れ。登場人物たくさんで若手の方の活躍も見れて大大大満足!!と大きな拍手をしたあとのカーテンコール。大体みんなにこやかにお手振りされるんだけど、勘九郎さん、いや犬神兵部はお辞儀もせずにこりともせず、役のままで…!!!!最後まで役を貫き通す勘九郎さんに痺れた。かっこいいよホント…(何度目)

・終わった後も興奮冷めやらず、隣のエレガントな老夫婦と「よかったですねぇ…」と言い合った。素敵なご夫婦だったなぁ。

 

会場全体を楽しませてくれる平成中村座、昼の部も夜の部も大満喫!!

こうやって気軽に歌舞伎を楽しんだら今度は古典的な歌舞伎や中村屋の皆さんが他の方々と一緒の演目も見たくなる。

今ちょうど歌舞伎座で行われている十二月大歌舞伎を見たくて見たくて…爪王も天守物語もいつかはこの目で見たいなぁ。くぅ〜歌舞伎座が遠いよ〜!

 

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今年は春にあった中村屋の春暁特別公演にはじまり、どうする家康の七之助さんトークショー平成中村座小倉城公演と気付けば結構多く足を運んでいた。来年はこうもいかないだろうから、見れるうちに見たいものを見れてよかったな。

歌舞伎座で歌舞伎鑑賞をすること、新しい演目・伝統的な演目を見ること、いろんなことを将来の楽しみしてに日々を頑張るぞ〜〜と思わせてくれた今回の平成中村座。次は何を観ようかなと考える時間もまた楽しい…!素敵な秋の思い出でした(完)

【ひとつき日記】2023年10月

思い切り楽しんだ10月、いちばんの出来事は舞台を見に大阪遠征に行ったこと💫

いや〜〜〜舞台すごく楽しかった。

内容もさることながら、"舞台を見る"という非日常が自分の中でとてもしっくりきて、これから先の人生の楽しみが出来たなと新たな扉が開いたことにワクワクがとまらない。

遠征というのもまた良い。のんびりと、知らない土地を存分に満喫して良い思い出になった。個人的に今、このタイミングで好きな人たちの舞台を見に行けたことにすごく縁を感じていて、忘れられない旅になった。

舞台の感想は書いたので、それ以外の10月の思い出。

 

絵本好きにはたまらない、こども本の森中之島

舞台の前には大阪観光を。といっても、メジャーな大阪観光はしたことがあるので、今回は興味があるところに行こうと計画。友人親子と待ち合わせて、こども本の森中之島へ。

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絵本好き大歓喜のいろんな絵本で溢れた施設

本を手に取りたくなるような配置・その場で読めるように作られたスペース・親子でゆっくりできる空間…などなど建物の作りも素敵で惚れ惚れした。さすが安藤忠雄さん設計。

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懐かしいあの絵本も、読みたかったこの絵本も、と次々に手に取ることができてあっという間にすぎる時間。(今は完全予約制、時間制限あり。なので適度な人数でゆっくりできたのもよかった)

今となってはいろいろ好きなものがあるけれど、私の好きなものの原点は絵本なんだと思う。

ちょうど星の王子さまがあったので、舞台の前にもう一度読んで、気分を高めたのもまた思い出。

 

 

ゆっくりフレンチ

舞台で興奮冷めやらぬ翌日は、昨日の友人と2人でゆっくりフレンチへ。友人が「子ども預けるからお洒落な場所でランチしよ!」と前のめりで予約してくれた素敵なお店。こういう時趣味が合う友人がいるありがたさを感じる。

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コロナ禍もあって数年ぶりの再会だったけど、そんな期間なんてなんのその。会っていない間にできた、お互いの推しについての話で盛り上がる。

大阪ってどうしてもゴミゴミした元気なイメージだったけど、一歩違う場所に行けば古い建物が残る素敵な場所もあるんだなと発見。

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中之島エリア、好きだったな〜今度は公会堂のカフェに行きたい。

 

 

血が騒ぐぜ、長崎くんち

大阪から戻り、連休最後は長崎。

長崎くんちが大好きで大好きで、4年ぶりの開催となる今年はなんとしても行かねば!と鼻息荒く長崎の地へ。本来なら桟敷席でがっつり見るんだけど、今年は時間の都合上庭先回りのみ。


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町の世話役の山高帽に紋付袴、唐人パッチの姿、いろんな文化が混ざっていてまさに長崎という感じ。長崎独特のこの和華蘭文化が大好き。万屋町の鯨が見れてよかった〜

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万屋町といえばこの魚尽くしの傘鉾。豪華絢爛な長崎刺繍もまた良い…目の前で回ってくれて感激。こういう伝統芸能は絶やさずに盛り上げていきたいなぁ。今から来年も楽しみ。

 

 

お気に入りのお店でランチ

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たまにふらっと訪れたくなるお店がある。特に何を買うわけでもないけど、お店の中をゆっくり歩いて雑貨を見て、美味しいランチを食べるだけで癒されるパワースポットのようなもの。今の地に引っ越して数年経つけど、そんな場所を見つけられてよかったなぁと思いながらの1人ランチ。

 

 

10月前半はお出かけが多かったけど、後半は断捨離という名の大掃除をしていた。

週末に掃除するたびゴミ袋いっぱいになり、こんなにいらないものと生活していたのか…と毎度驚く。もう少し片付けたいから引き続き断捨離していくぞ〜目指せ住みやすいシンプルな暮らし…!

 

星降る夜に、さあ出掛けよう

見てきました「星降る夜に出掛けよう」

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いやーーーーよかった。見に行く決断をしてよかった。言葉にできない満足感でいっぱいです。こんな特別な舞台は今後あるかわからないから、感想を記録として。

正直なところ、この舞台を楽しめるのかすごく不安だった。歌舞伎の舞台で見ている玉三郎さんと、わたしの中で今をときめくSixTONES髙地優吾、という私得極まりない組み合わせの舞台だったけど、歌舞伎以外の舞台鑑賞経験が少ない自分がいきなり見るには難易度高そうな戯曲が題材。かつそれを玉三郎さんの世界観で脚本・演出されるなんて、きっと凡人にはわからない世界なんじゃないか…無理くり理解しようとしなければいけない世界なんじゃないか…とふたりが好きだからこそ、楽しみより不安が大きく、無駄にハードルを上げまくって構えていた。

けど、いざ幕が上がったらそんな不安はどこへやら。難しいことは考えず、気負わず、今この舞台にいる人たちだけを見ていれば良いんだと、最初の髙木くんの歌を聞きながら気持ちがふっと楽になった。この時ばかりはその場の雰囲気に流されやすい自分に感謝。

 

物語について

人は誰しも孤独である。でも誰かに出会うことで新たな気持ちに気付くことができるし、今とは違う場所に行くこともできる。

孤独や友情を軸としたそれぞれ独立した三篇の物語。短いながらも物事の本質を貫くような台詞もあり、かと思えば非現実的で謎めいた設定もあり、なんだこの不思議な世界は…と戸惑いもあったけど、舞台で見れてよかった。何がどうとか、これはきっとこう、とか批評じみたことは言えないけど、鑑賞後のこのよかったな〜という気持ちはきっと幼い頃に外国の絵本を読んだ時の感覚と似ているんだろう。その時はわからなくてもずっと心の奥底にあって、ふとした時に思い出すことがある。そんな心の栄養を舞台からも受け取った気がした。

 

玉さんと髙地さん

いや、玉さんましてや玉くんなんて普通呼べないよ!つい玉様と呼んでしまうよ!といつかの髙地さんのブログを思い出す。

開演前にCHEERと松竹座のパンフレットを読んだ。(舞台直前に摂取する情報量じゃなかった。完全に情報過多である)玉三郎さんと髙地さんの距離がめちゃくちゃ近くなっていることに感激し、舞台ではマントの翻し方、衣装、舞台での立ち姿、、至る所に玉三郎さんイズムを感じて、こうやって、いろんなことが受け継がれていくんだね…とえも言われぬ感情に………

歌舞伎界でも玉三郎さんから教えを請いたい、この役をするなら玉三郎のおじさまに練習をつけてもらいたいと言われているのをよく目にする。(余談だけど、わたしはこの◯◯のおじさまという呼び方がとっても好き!上品で可愛らしい…)ご自身の舞台もありながら、他の人にも教え、歌舞伎以外の舞台もなさっている多忙な玉三郎さんに、みっちり演技や歌のご指導をいただいたなんて、どれだけ贅沢で貴重なことなんだろう。

この先玉三郎さんが手がけられる舞台はそんなに多くはないと思う。雑誌のインタビューでも"すごく大きな財産をいただいています"と言っていた髙地さん。濃密な時間を過ごした経験がこれから先の髙地優吾という人物にどう反映されるのか。くぅーーーーーー(言葉にならない)もう今後も一挙一動から目が離せないや。

昨年の舞台の練習からご縁ができ、それが今回の舞台に繋がって。"孫のように可愛がってもらっている"だなんて、すごくいい関係を築かれたんだなぁと嬉しさでいっぱい。"誰にでも豆イケる"とラジオで冗談めいて話してた髙地さんだけど、その肝の据わり方と愛嬌のバランス、仕事に真摯に取り組む姿に尊敬すら覚える。言い値で買うので練習風景の動画を見せてくれませんか…

 

舞台を見てのざっくり感想

・始まってすぐセットの少なさに驚く。少なさ、というより何もない。何もない舞台の上で自分の演技と歌で勝負する3人のかっこよさよ。。

・アンサンブルの人たちもすごかった。彼らがいるからこの舞台は成り立っているんだな。見えないものにも、どんなものにもなる役者さんてすごいや…ところで霊に取り憑かれて猫背でたばこをふかしている髙地さんがめちゃくちゃ良かったんですが!?!?

・髙木くんの色気たるや…!!!!!!!あの色気は長髪からくるものなのかと思っていたけど、ばっさり髪を切った松竹座の舞台でも独特の色気を纏っていた。すらっとした立ち姿、表情、振る舞い、、初めてお見かけしたけど舞台が似合う人なんだなぁ。星の王子様の冒頭でひとり歌いだした瞬間が忘れられない。あのシーンがわたしの緊張を解いてくれた。後半のショーでの髙木くんの立ち姿、衣装も相まってこれはもう玉三郎さんじゃないかと思うくらいだった。

・人魚の声、玉三郎さんだった…?一度聞いただけなので自信がないけど、たぶん玉三郎さんのお声だった。人ではない美しい生命体がよくお似合いで…

・スターってこんな人のことを言うのかと中山くんを見て思う。演技も歌も踊りもピアノもできて、スポットライトで照らされた彼は紛れもなくスター。人を惹きつける歌声、役に応じて変わる姿、これは舞台で見てこそだよなとしみじみ。シンプルな舞台でも彼が舞台で歌えば一気に華やかになる、そんな才能や努力を目の当たりした。舞台っておもしろいな、中山くんの演技もっと見てみたい。

・情熱をみんなで歌う時(だったかな、どの曲だったか記憶が曖昧)、アンサンブルの人たちと楽しそうに笑いながら踊る髙地さんが印象的で。つい最近もこっからのパフォーマンスでバックバンドの人たちとニコニコ笑いながら歌ってたのを見たので、髙地優吾の髙地優吾たるところ、愛される魅力ってここなんだろうなぁ。良いものを見れた…

・「髙地は、王子様がいいと思うんだよね」と玉三郎さんに言わしめた髙地さん。今回初めて見て、わたしも「あのあどけなくて無垢な、けど背負っているものがある王子様は髙地優吾が演じるからこそ…」と思えた。なるほど、なるほど…さすがの配役…。日々のブログやインタビューで苦戦している様子を隠さず話しているのを見ていたからこそ、全然種類が違う二役を演じ切っている姿を見てぶわーーーーっと感動した。同じ舞台に立った先輩方と比べると、きっとまだまだ伸び代があるんだろう。てことは今後も進化し続ける髙地さんが見れるのか…

・シンプルな衣装から王子の衣装、中山くんのビジューが光り輝くベスト、最後のショーの煌びやかなスーツ、、みんなどんな衣装でも似合うんだなぁ。アイドルってすごい

・忘れられないのは満天の星空。2階最前列で見ていたので舞台全体が綺麗に見れて、星が瞬く様子に心が躍った。星空ってこんなに綺麗だったんだ。シャンパン飲みたくなった。

 

Tender Youth
Tender Youth
ふりむいてるときじゃない
きっと きっと
夢ははじまったばかり

(情熱/安全地帯)

この歌を最後に持ってくる玉三郎さんの演出よ…!今の状況とも相まって胸にくるものがあった。世の中はいろんな情報で溢れているけど、ステージに立つと決めてくれて、素敵なものを届けてくれてありがとうと各方面に感謝。

 

 

舞台っておもしろい!

舞台っておもしろい。何度も何度も見たくなる魅力があるんだなと思えた記念すべき1公演。

惜しむらくは、大千穐楽を取らなかったこと。つい普段の感覚で自分が確実に行ける日だけを抑えて満足してたけど、舞台って何度見ても楽しめる、むしろその日にしか感じられないものがあるから可能なら複数回も足を運ぶのもまた一興なんだろうな…と今後の学びになった。

御園座で公演されてる玉三郎さんも大千穐楽には登場されるだろうし、またカーテンコールでの絡みがあると思うと大千穐楽のレポがいまから楽しみ…(ふたりが話している瞬間をこの目で見たらあまりの尊さに涙してしまうかもしれない)

 

 

日常から離れた知らない土地、重厚な雰囲気のある素敵な空間、推しと御贔屓のコラボという特別な舞台、、いろんなことに感動しながら非日常を満喫できた。この先星空を見たり、ふとした瞬間にきっとこの舞台のことを思い出す。素敵な秋の思い出ができてとっても嬉しい。

 

は〜〜〜新たな扉が開けてとっても良い体験だったなぁ。舞台鑑賞、今後もハマりそうです。